信濃町名物のトウモロコシ 「もろこし街道」

今が旬のトウモロコシ、長野県内有数の産地・信濃町で取材しました。焼きたてが味わえる信濃町の「もろこし街道」は、大勢の人でにぎわっています。
【写真をみる】高原特有の気候が育むトウモロコシ
客:「甘みが違いますね」
客:「ここのもろこしはうまい」
客:「すごくみずみずしくて甘くておいしいですね。東京で焼きもろこしってあまりないので、これを食べられるのがいい」
毎年、この味を求めて多くの人が訪れる「もろこし街道」。
長年、信濃町の夏を代表する風景となっていますが、その始まりは今から100年前にさかのぼります。
■「もろこし街道」の歴史は100年前…
信濃町でトウモロコシ栽培が広がるきっかけをつくったのが、1926年にカナダから訪れた宣教師=アルフレッド・ラッセル・ストーンさんです。
当時、この地域で栽培されていたのは、甘みの弱い「もちもろこし」でした。ストーンさんは、甘みの強い黄色い品種の栽培を広め、地域の暮らしを支えました。
直売所「仁の蔵」の代表、石川広之(いしかわ・ひろゆき)さん、71歳。30年にわたりトウモロコシを栽培し、現在は町内でおよそ5万本を育てています。
■毎朝日の出前から収穫作業に…
石川広之さん:「(何時から収穫作業しているんですか?)朝5時。太陽さんが上がる前(すごい量ですね)2000本くらいかな」
収穫は、太陽が昇りきる前の早朝に行います。トウモロコシは、涼しい夜の間に糖分を蓄えるため、一日のうちで朝が最も甘く、みずみずしい状態になるといいます。
石川広之さん:「もろこしを収獲しているときにバキバキって、いい音がしたでしょ。ああいう音がしないといいもろこしじゃない」
■信濃町特有の気候が甘さを引き出す
昼夜の寒暖差が大きい高原特有の気候が、トウモロコシの甘さを引き出すとされます。
石川広之さん:「信濃町だから甘いんだよ。同じ種で作ったって、長野行けばこんな甘くなりっこないし。北信五岳に囲まれて標高が650?700mくらい。一番いい条件。信濃町でなきゃこの味はでない」