鉄製ワゴン

【パリ=上地洋実】北アフリカに位置するスペインの飛び地セウタに、隣接するモロッコから約6万人の不法移民が押し寄せた。欧州諸国は移民の流入を警戒しており、イタリアはスペインからの渡航者を対象に入国審査を復活させ、欧州内の移動の自由を保障する「シェンゲン協定」の一時停止に踏み切った。
スペインの最高裁が7月8日、海を渡って来る移民を直ちに送還できないとの判決を下したことが影響したとみられる。移民の大半が7月30日にモロッコ側から海を泳いだり、地続きとなっている陸路を通ったりしてセウタに到達。AFP通信などによると、その数は約6万人に上り、途中で溺れるなどして67人が死亡した。